サウナで体内の水分をどんどんだしていけば、その分だけ体重は減ります。サウナで三十分の反復浴をした場合に流れる汗の量は四〇〇〜六〇〇ミリリットルといわれます。とすると、でたり入ったりを二時間も繰り返せば、二、三キロはらくに減量できる計算になります。ボクサーや騎手のように体重制限のあるプロの選手たちが、試合前になると規定の体重になるまで汗をどんどんだすのはこのためです。しかし、このように水分を体外にだして減量に成功しても、これは、あくまでも一時的な体重の減少であって、ほんとうの意味でやせたのではありません。極端な話、選手たちは試合前後の計量のときだけ決められた体重でいればいいのです。サウナなどでガンガン汗をだして体重を落としますが、試合が終わって水分をとるやいなや、すぐもとに戻ってしまいます。脂肪が減ってやせたわけではないために、結局、彼らは試合のたびにまったくかわり映えしない減量作戦を繰り返さなければならないのです。人間には保護作用というものがあって、失ったものをすぐにとり戻そうとします。汗をかくとのどが渇くのはこのためです。サウナでたっぷり汗をかいたあと、渇いたのどにはビールがおいしいものです。そこで、グッとやったりします。水やビールを飲むことによって体重はまたもとに戻ってしまいます。のどが渇いても水を飲まずにいればいいじゃないか、ということになりそうですが、そんなことをしたら危険です。水を飲まずにずっと汗をかき続けていると体は脱水状態となって、健康を害し、場合によっては死に至ることさえあるからです。でも悪いことばかりではありません。サウナにはすばらしい効果も数多くあります。血行がよくなり、神経の緊張がほぐれ、老廃物の代謝が促進される。数日後に彼と会うときまでに、スッキリ輝く女性に変身するために利用するのはよいでしょう。
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